いざ「おしゃれ」を始めようと思っても、自分を着飾ることに慣れていないと、何だか気恥ずかしく感じてしまいますよね。
どんなことでも、はじめの一歩を踏み出すのは勇気がいるもの。
まずは「脱ダサ」&「おしゃれ」を始めるにあたっての注意点を確認していきましょう。
自分の現在地を把握し、障害となっているもの明らかにすることで、進むべき方向が見えてきます。
「おしゃれ」って何?
そもそも「おしゃれ」とは一体何でしょうか?
「おしゃれ」には2つの意味があります。
一つは、自己表現としての「おしゃれ」。もう一つは、マナーとしての「おしゃれ」です。
自己表現としての「おしゃれ」は、アート。服というより作品です。
だから、一般人にはよくわからない奇抜なデザインが「いいね!」と評価されます。
パリコレなどの最先端ファッションを見たことはありますか?
緻密に計算された芸術作品。
これを見てどう思いますか?
「正直よくわからない……」?
はい、その感覚、正しいと思います。
ファッション業界では、過激・難解・奇抜なデザインが「前衛的」と好意的に評価されます。
時代の先駆け、常人には理解しがたい新たな価値観。
つまり、平たく言ってしまえば「普通の人にはわからない」ということ。常識的な価値観に一石を投じる、破壊する。そういうファッションなのですから、わからなくて当然なのですね(もちろん誰が見ても美しいと感じさせるファッションもあります)。
こういったファッションを身にまとうのは自己表現です。好きな人にはたまらない喜び。
ただ、芸術的な「おしゃれ」は日常には不要です。
ちょっと想像してみてください。
学校の先生が、先ほどの奇抜なファッションでやってきたら?
あるいは、商談にやって来た営業マンが、コスプレ風タキシードを着ていたら……?
「うわ、やばいヤツ来たな」と思いませんか?
いくら有名デザイナーの高級服を着こなしていたって、「カッコいい~」とは思いませんよね。
そう、大切なのはTPOです。
学校や職場、サークル、コンパ、友達同士のコミュニティなど、周りの人が好感を持つ服装。
みんなが「いいね!」と思うファッション。
これこそが我々の目指すべき「おしゃれ」です。
おしゃれはマナー、「自分はこんな人間ですよ」と伝えるコミュニケーションツールです。
高級ブランドを身につける必要はありません。「俺ってカッコいいだろ?」とアピールする必要もありません。
センスがなくても大丈夫。
基本のルールさえ押さえてしまえば、好感度の高いスタイルを作ることはできます。
あなたの現在地は?
あなたの「おしゃれレベル」はどれくらいだと思いますか?
もしかして、どうせ自分はおしゃれになれないと思っていませんか?
そんなことはありません。
おしゃれは知識と経験で作り出すことができます。
誰だって、最初からおしゃれだったわけではありません。
勉強や運動と同じように、努力次第でレベルアップすることは可能です。
当サイトでは、おしゃれレベルを次のように定義しました。
頂点(?):ファッショニスタ・オタク
レベル5:皆が認めるおしゃれさん
レベル4:好感を持てるスタイル
レベル3:可もなく不可もなく
レベル2:どこかぎこちない
レベル1:救いようのないダサさ
あなたの現在地はどこですか?
当サイトでは、レベル3~4のファッションを目指しています。
ファッションに興味がない人でも、レベル3なら余裕でたどり着けます。
好感の持てるスタイル(レベル4)も決して難しくありません。経験と知識を積み重ねれば、レベルアップは可能です。
それ以上のおしゃれさんになるためには、ファッションが好きであることも必要になってきますが、自分に合うファッションを選べるようになってくれば、おのずとおしゃれを楽しめるようになります。
つまり、どんなダサメンも「おしゃれさん」になれる!
こういう言葉を使うのは気が引けますが、いわゆる「キモメン」「ブサメン」だって、似合う服を着ることで、好感度はググッと上がります。
希望を捨てず、レベルアップを目指しましょう!
おしゃれへの抵抗感が拭えないときは?
「おしゃれな服を着るのが恥ずかしい」
「おしゃれな人と話すのが怖い」
「おしゃれをすることに罪悪感が湧く」
これらの悩みに対して「考えすぎだよ」「そんなに気にしなくて大丈夫だよ」とアドバイスされることがあります。
でも、おしゃれに対する苦手意識は、そう簡単に克服できるものではありません。気の持ちようで解決できるなら、こんなに悩んでませんよね。
おしゃれに対する苦手意識が生まれるのはなぜでしょうか?
先ほど、おしゃれには客観的な視点が不可欠だと言いました。苦手意識の根っこは、この他者の目線に関連しています。
ここでちょっとイメージタイム。
あなたはおしゃれな服屋に行ったとしましょう。おしゃれなイケメン店員が「いらっしゃいませ~」と声をかけます。
このとき、どんな考えが浮かびますか?
「ダサいって思われてるんじゃないか」
「みすぼらしい格好だとバカにされてるんじゃないか」
「何お前みたいな奴が着飾ろうとしちゃってるわけ?って笑われてるんじゃないか」
「モテるために服買ってると思われたら嫌だ」
「何を着ても自分に似合っている気がしない」
「何をどうしたらいいかわからない」
「身動きが取れない」
このような思考が生じているとしたら、あなたのコンプレックスはかなり重症。リハビリが必要です。
過去のトラウマが関係していることもあります。ファッション以前に、心のケアが必要なケースです。
- 人の目が気になる
- コンプレックス
- 過度に低い自己評価
これらの意識は簡単に変えることはできません。少しずつ少しずつ向き合っていきましょう。
そして、ファッションへの苦手意識を克服するためのリハビリも同時に行いましょう。
おしゃれになるために必要なこととは?
「ダサい」と言われる人に欠けているもの、それはズバリ「客観的な視点」です。
人にどう見られているか?
おしゃれになるためには、この視点が重要。
特に、あなたが着ている服が似合っているかどうかが大事です。
いくら一つ一つの服や靴や時計がカッコ良くても、似合っていなければNG。「ダサい」と言われてしまいます。
特別なことをする必要はありません。
シンプルでいいんです。
身だしなみを整えて、自分の体に合った服を着ればOK。
でも、自分の体に合っているか確かめるのは難しいですよね。
そういうときは、鏡を見ましょう。前だけでなく、全身、後ろ姿もチェック。
とにかく観察してください。おしゃれと言われる人とどう違うか比べてみてください。
最初はよくわからないかもしれません。
わからなくても大丈夫です。
まずは、自分の服装が他人にどう見られているか意識することが大事です。
できれば、周りの人に聞いてみましょう。どういう服が似合うかアドバイスをもらえるかもしれません。
- 客観的な視点
- 観察力
あなたはカッコ良くなれる!
苦手意識を克服するために役立つのは「知識」と「経験」です。
- ファッション情報にふれる
- 知識を仕入れる
- いろいろな服を着る
- おすすめの着こなしを試す
経験値を積むことで自信がつけられます。「知っている」という事実が与えてくれるものは大きなものなんですよね。
はじめてのことは誰だって不安なもの。おしゃれな人も最初からおしゃれだったわけではありません。きっと人には言えない失敗もしているはずです。
だから、まずは知識を収集し、経験を積むことから。
慣れてしまえば、平気になります。おしゃれのコツも掴めてきます。
ここまでくれば、しめたもの。きっとファッションを楽しめるようになっているはずです。
脱ダサ&おしゃれの心構え
「おしゃれ」は、自己満足のカッコつけではなく、TPOに合わせて身なりを整えること。
それは人生という名のゲームを有利に進めるための装備です。「皮のよろい」より「てつのよろい」、「てつのよろい」より「はがねのよろい」。道具をうまく使うテクニックもあわせて習得すれば、美しい姫を自分のもとに引き寄せることができるでしょう。
同時に、自分を魅力的に見せてくれるスタイルが見つかれば、毎日がもっと楽しくなります。
モテたい?
自信をつけたい?
カッコいい自分になりたい?
大丈夫、きっとあなたは素敵になれます。