ファッション情報にふれると必ず見かける「きれいめ」という言葉。
文字通り、シンプルでキレイにまとめたアイテムやスタイルを指します。クセがなく、爽やかな印象です。オシャレになりたい人も、無難な服が欲しいと思っている人におすすめのスタイルです。
「きれいめ」ファッションとは?
最近は「きれいめ」が一つの系統として確立しているようです。言葉の通り「きれいな感じ」のアイテムはこのジャンルに含まれます。かなりざっくりとした分類です。
一般的なイメージを挙げてみましょう。多くの人がこんな感じを思い浮かべるのではないかという一例です。
<きれいめ>
清潔感のあるシンプルスタイル。適度にトレンドも取り入れたおしゃれ感も。
<きれいめカジュアル>
「きれいめ」よりラフな雰囲気。きちんと感のあるアイテムにカジュアル服を合わせて着崩したスタイル。
<カジュアル>
アメカジのような男らしくワイルドな印象が強いスタイル(例:ジーパン+Tシャツ+ワークブーツ)
このサイトでは「きれいめ=きれいめカジュアル」として使うことが大半です。カジュアル要素のない「きれいめ」は、「フォーマル」「ビジネスカジュアル」と表現するようにして区別していきます(とはいえ、かなり曖昧な定義なので雰囲気でよろしくお願いします…)。
参考 「きれいめ」とは? ― フォーマルとカジュアルの線引き
きれいめスタイルの特徴
ファッションコーディネートアプリWEARに「きれいめ」というタグがあります。
こちらを参考に、見受けられる「きれいめ」の傾向を見ていきましょう。
ヘアースタイル
長すぎず、短すぎないミディアムショート。ワックスで少しふんわりとさせた自然な雰囲気。
アウター
ステンカラーコートやピーコートなど、装飾の少ないシンプルなコート。黒ジャケットはきれいめの王道です。ベージュのロング丈コートも散見されます。
トップス
白カットソー、白シャツ着用率高め。ジャストサイズで、シャツは全閉め。きちんと感を演出。
ボトムス
断トツで黒の細身パンツ。次点は、デニムのスリムパンツ、テーパードパンツあたりでしょうか。スマートなシルエットが印象的です。
靴
黒のレザーシューズ・ブーツ、白スニーカーが多め。ローファーを履くと、一気に「きれいめ」になります。足元がすっきりとして洗練された印象を与えることができます。白黒のカラー配分が半々のコンバースオールスターを取り入れている人も。
カバン
クラッチバッグ、綿のトートバッグ、ショルダーバッグなど。「きれいめカジュアル」タグでは、スポーティなリュックが多く見られます。「きれいめ」+「カジュアル(リュック)」で程よいカジュアル感を演出できます。バッグを持たないメンズも多いようです。
「きれいめカジュアル」5の攻略ポイント
1.無彩色をベースに
黒・グレー・白の無彩色をベースにしたスタイリングが「きれいめ」の要。そこに彩色をプラスして、変化をつけていきます。と言っても、ブルーデニムやカーキ、ベージュなどのベーシックカラーが基本です。地味かなと感じる合わせでも、濃い・薄いのコントラストをつけることで、オシャレなコーディネートができあがります。
2.シンプルデザインを選ぶ
装飾を省いたシンプルなアイテムをきちんと着ることで「きれいめ」を演出します。
柄物や凝ったデザイン、派手なプリントなどは主張が強く、うまく着こなすにはテクニックが必要です。さらに、好みもわかれます。足し算よりは引き算の意識で組み合わせると、「きれいめ」に近づきます。
3.フォーマルなアイテムを取り入れる
スーツなど、相手に失礼な印象を与えないフォーマルウェア。そのきちんとした雰囲気を取り入れたアイテムを最近は「ドレス」と表現したりします。
カジュアルなコーディネートにドレスアイテムを一つ取り入れるだけで、ぐっとオシャレになります。テーラードジャケットや白シャツ、革靴は、ドレス・フォーマル的なアイテムです。
4.大きすぎず小さすぎないジャストサイズ
きれいめファッションの鉄則は、スマートに着こなすこと。自分の体のサイズにぴったりフィットした服を選びましょう。だぼっとしたシルエットは、合わせ方を間違えると、だらしない印象になってしまいます。おかんチョイスは概して大きめです。母親的感性に慣れている人は、ワンサイズ小さめを着ると、パシッと決まります。
5.シルエットはスリムに
スマートな印象のきれいめスタイル。身長が高い人や細身の人によく似合います。全体的に骨格がガッチリしている人は、ちぐはぐな印象になってしまうこともあるので、もう少しカジュアル寄りにするとうまくまとまるかと思います。
脂肪がたっぷりついてしまった人は、頑張ってトレーニングしましょう。引き締まったボディなら、シンプル服もカッコよく決まります。
きれいめカジュアル服を探せる通販サイト
スプートニクス
きれいめカジュアルのおすすめショップを聞かれたら、迷わずココを推します。
20代後半~30代向け。「ハイブランドを選ぶのはちょっと……」という40代オーバーの男性にもおすすめ。中堅ブランドの扱いもありますが、オリジナルブランド(SUP スプ)はお手頃なので、初心者でも手を出しやすいです。
スッキリとしたスマートスタイル中心で、通勤着にも使えます。アメカジのようなラフなアイテムは少なめです。小物も充実しているので、スプートニクスで全身コーデが完成します。
迷ったときは、スタイルブックが参考になりますよ。
Dコレクション
オシャレになりたい初心者向けのショップ。10代~20代の男性、キレカジ系でモテたい大学生に最適です。
シンプルな基本服が揃っていて、オシャレの土台を作れます。
最近はトレンド感のあるデザイン服も多く出てきていて、オシャレの幅を広げたい脱初心者にも、オシャレさんにも使えるラインナップとなっています。
初心者向けのマニュアルやサービスが充実しているので、何から始めたらいいかわからない人にピッタリです。
メンズファッションプラス
シンプルなアイテムが揃うお店。ジャケパンスタイルよりは、日常遣いのカジュアル服が中心です。学生さんが気軽に着られる、でもちょっと背伸びしたいときにも最適。
セット価格が安く、オシャレデビューしたい男性におすすめ。服を買いに行く服がないときにも。
カンビオ
今挙げた3つのショップに比べると、ワンランク上のアイテムが揃います。セレブ感のあるきれいめカジュアルコーデを作れます。
30代~40代、予算に余裕のある大人の男が普段着を買うお店、といったところ(もちろんヤングもOK)。
ミラベラオム
上級者向けのモード寄りになりますが、シンプルなカジュアル服がけっこうあります。ただ、デザイナーズブランドだけあって高い。初心者向けではありませんが、ファッショニスタを目指すなら、チェックしておきたいショップです。
以下で紹介する人気ブランドも取り扱っています。