素材・加工(織り・染め・洗い)とカラーの関係

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同じ色でも素材や加工の違いによって、雰囲気がずいぶん変わります。

これらの表情の違いは「柔らかい」「つるつるしている」「光沢がある」「なめらかな手触り」「ごわごわしている」「モコモコしている」などの言葉で表現されます。ファッション雑誌や商品紹介ページで見たことがあるのではないでしょうか。

季節によって、服の素材は異なります。夏はペラペラの薄手生地、冬は厚手のウールや起毛生地。難しく考えなくても、自然に使い分けているのではないかと思います。

ここではもう少し詳しく、素材・加工による違いとカラーに与える印象について見ていきましょう。

素材による発色の違い

毛・綿・絹・麻・革

並べてみると違いがよくわかります。同じような色合いでも、これだけ違いがあります。光の反射具合によって、明るさが変わります。ウールなど織り糸が太いものほど、マットな質感(mat;艶のない、光沢がない)になります。ツルツルした柔らかな生地は、ネクタイなどフォーマルなアイテムに使われます。反対に、カジュアルな雰囲気を出したいときは、ざっくりとした生地がよく合います。

織り方による違い

基本アイテムである白シャツを選ぶ際にも、織り方をチェックしておきたいところ。

ブロードクロス
オックスフォードクロス
カルゼ
ボイル
ローン
ツイル
ヘンリボーン
ジャガード

ロイヤルオックスフォード
ピンポイントオックスフォード

生地によって見え方が変わります。織り方に変化をつけることで、ストライプや柄が入っているように見えます。プリント生地と違って、織りは立体感があります。生地によって、フォーマル・カジュアルの使い分けも必要になってきますので、基本的な生地と織り方は覚えておきましょう。

染め・洗いによる違い

染め加工

繊維のほとんどは、染料や顔料で色付けされています。染色の種類は2つ。

① 先染め:糸や綿の状態で染めてから加工する
② 後染め:織編物・製品になってから染める

先染めは、糸・綿自体がしっかり染められているので色合いが強く深いこと、色落ちしにくいことが特徴です。チェックやストライプ模様は、染色した糸を使って織り込んで作られます。

一方、後染めは、製品をそのまま染めてしまいます。均一的な色合いを表現でき、大量生産にも対応できるため、多くの製品がこの加工法で染色されています。生地から縫い目、芯まで単一的に、同じ染料で染められるため、独特ののっぺりとした風合いが出ます。

洗い加工

染めに加えて、洗いにもさまざまな加工方法があります。ジーンズでよく使われるのが、ストーンウォッシュやバイオウォッシュ。基本的な加工方法です。薬や石を使って、製品を加工します。

ワンウォッシュ:
普通洗い。水で洗う基本加工。

ストーンウォッシュ:
石洗い。軽石などを製品と一緒に洗う。

バイオウォッシュ:
減量加工。バイオ酵素を使って洗う(布地の表面を微生物に食べさせる加工)。

ブリーチ:
淡い色に脱色する。

オーバーダイ:
色落ちした製品をもう一度染める加工です。使い古されたヴィンテージ感が出ます。ヤスリのようなザラザラ感、ワイルドな雰囲気が特徴的です。白生地から染めたものに比べて、立体感のある独特の仕上がりになります。

ケミカル:
オタクファッションとして挙げられるケミカルウォッシュジーンズ。まだらな色落ちや擦れが特徴です。軽石と塩素を製品と一緒に洗うことで出来上がります。決してダサい素材ではありません。オシャレな人はうまくコーデに取り入れています。

さいごに

素材を一つ一つ比べてみると、素材や加工方法によって雰囲気が変わることがよくわかります。似たような生地も多いので、見分けがつかないものもあると思います。それでも、さまざまな生地に触れてみることで、違いを体感として理解することができるはずです。ぜひ、家にある服やお店でいろいろな生地に触れてみてください。

同じ色の素材違い、同じデザイン(例えば白シャツ)で素材が違うものを比べてみると、きっと違いがわかるはず。わからないときは、とにかく聞きましょう。友達でも店員さんでも誰でもいいので、聞く。

おしゃれな人は、こうしたちょっとした素材の違いをうまく取り入れてコーディネートにアクセントを加えています。

コーディネートが単調になってしまう人や、色合わせは間違っていないはずなのに何だかしっくりこない人は、素材、織り方、洗い・染め加工に注目してみてください。より洗練されたコーディネートを組む参考になるのではないかと思います。知っているのと知らないのとでは大違いです。

 

<参考サイト>
フリーテクスチャ素材館

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