おしゃれな人は古着を上手に取り入れているイメージがあります。ヴィンテージを愛用している芸能人も多いですよね。古着には新品には出せない独特の味わいがあります。
古着ファッションは初心者にはちょっと難しいと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
まずは、古着がどんなものなのか知ることから始めましょう。奥深い世界はマニア心をくすぐるため、脱オタを目指す人がハマるケースも多々あるようですよ。
古着とは?
古着と一口に言っても、かなり幅広いアイテムがあります。ざっくり分けると次の3種類。
ユーズド
ユーズドは、誰かが着た服。中古品、お古のことです。これが一般に言われる古着。
地域のオシャレな古着屋さんでは、お店のコンセプトに合わせたユーズドアイテムを海外から買い付けて販売しています。アメリカ古着だったり、フレンチ、イタリアン、昭和レトロなどなど、裏路地にはさまざまなテイストのお店があります。
おしゃれさんたちは、こういったところからオリジナルのアイテムを見つけて上手に古着MIXコーデを作っていますね。お財布に優しいお値段も多く、若い人でも手を出しやすい。それも人気の理由です。
古着は一期一会。お気に入りに出会えたときの喜びこそが古着の醍醐味。流行りのショップでは楽しめない魅力です。
ヴィンテージ
ヴィンテージも中古品ですが、こちらは少しランクが上。完成度の高い年代物のアイテムを指します。
もともとはヴィンテージ・ワインからきている言葉で、これは当たり年の高級ワインのこと。転じて、年代物の希少品をさすようになりました。
ヴィンテージ・ジーンズは古着の定番。希少なものは100万円を超える値で取引されるものもあるとか。
独特の経年劣化は、新品には出せない魅力。生産停止になったアイテムや入手困難のブランドを探して、全国の古着屋を巡るマニアもいるほどです。
ブランド古着
その名の通り、有名ブランドの古着です。ブランド古着の専門店では、人気ブランドの商品がリーズナブルに手に入ります。
新品の高級ブランドを買うのは大変ですが、ブランド古着なら気軽に高品質のブランド服を楽しめます。お金がない若い人にとってはありがたく、新しい服をどんどん着まわしたいおしゃれ愛好家の方にも重宝されているようです。ちょっとしたお試しにもいいですよね。
かなりキレイな状態で販売されているものも多いので、気になるブランドがあれば要チェックです。
古着を上手に取り入れる3つのコツ
おしゃれな人は古着を上手に取り入れているイメージがありますが、古着=おしゃれというわけではありません。むしろ、トレンドアイテムに比べると古い印象の服が多いため、下手するとダサいだけになってしまう危険性もあり。
初心者がうまく古着コーデを楽しむためのポイントは次の3つ。
まずは気軽なTシャツから
メンズ古着の鉄板アイテムは、Tシャツやデニム。ミリタリー系アイテムも多めです。
古着を選ぶときに難しいのがサイズ感。デザインが気に入って買っても、いざ着ていたらブカブカだったり、身幅が合わなかったりすることがあります。
流行のファッションに慣れていると、古いシルエットに違和感を覚えてしまうことも少なくありません。
そういった失敗を防ぐためには、まずはTシャツから始めるのがおすすめ。Tシャツならそれほどシルエットに違いはなく選びやすいです。色柄やプリントのバリエーションが豊富なので、同じTシャツでもさまざまな表情を楽しめます。
アウターやボトムスに比べると、お値段も安めなので、失敗したときのダメージが少ないこともポイント。
コーデに1点だけプラス
全身古着で固めると、バランスを取るのが難しいです。サイズ感やシルエット、これらのトータルコーディネートするのはちょっと大変。
なので、まずは古着一点投入でいきましょう。Tシャツ、ジーパン、ブルゾンなどをいつものコーデにプラス。帽子や小物で取り入れるのもOK。独特の雰囲気が出てオシャレです。
ヴィンテージジーンズにきれいめTシャツの組みあわせは定番ですが、やっぱり素敵。
まずはさりげないデザインのものから。
個性派デザインを楽しむ
古着の魅力は人と被らない個性的なデザイン。組み合わせに慣れてきたら、ちょっと派手めのアイテムにもチャレンジしたいところ。
取り入れやすいのは、派手柄シャツ。他のアイテムを無地の落ち着いたものにすれば、ちょっとしたアクセントになってとってもお洒落。遊び心のあるコーデができ上がります。
古着選びの注意点
独特の風合いが魅力の古着ですが、一歩間違えばただのボロ。
購入の際は、必ずキズやほつれをチェックしましょう。傷みやすいのは、襟・裾・袖。ボタンが取れかかっていないか、ジッパーが壊れていないかも注意。細かなところを念入りにチェックして購入したと思ったら、身頃のど真ん中に穴があいていた! なんてことも普通にありますので、ご注意ください。
また、ニオイがきついものもあるので、そのあたりもあわせてチェックしておきましょう。ブランド古着の専門店ではすべてのアイテムをクリーニングしているので、安心して購入できます。
試着も忘れずに。
古着のネット通販サイト
古着屋ジャム
http://jamtrading.jp/
初心者からヴィンテージマニアまで楽しめる大阪の古着通販ショップ。
RAGTAG (ラグタグ)
http://www.ragtag.jp/
ブランド古着の通販 ユーズドセレクトショップ
ZOZOUSED (ゾゾユーズド)
http://zozo.jp/zozoused/
7715ブランドの古着を取扱うセレクトショップ。人気ファッションショッピングサイトZOZOTOWN内にオープン。
VECTOR-park (ベクトルパーク)
https://vector-park.jp/
ブランド古着&中古ブランド品通販。50万点以上を激安で販売。
BLOWZ (ブロウズ)
http://blowz.co.jp/
ドメスティック、インポートなどのブランド古着通販。東京と名古屋で展開中。
kindal (カインドオル)
http://www.kind.co.jp/
ブランド古着のユーズドセレクトショップ。有名ブランドアイテムを多数取り扱い。
2nd STREET (セカンドストリート)
http://www.2ndstreet.jp/store
ブランド古着のリサイクルショップ。
DonDonDown on Wednesday(ドンドンダウンオンウェンズデイ)
http://www.dondondown.com/
古着買取のリサイクルショップ。古着屋ハンジローと経営統合(ハンジローは現在閉店)。
古着MIX系雑誌
Lightning(ライトニング)
アメカジ雑誌の『Lightning』。コーデの参考になるのはもちろん、情報量がすごい。薀蓄王になれます。ヴィンテージ古着の特集は要チェックです。
CLUTCH Magazine(クラッチマガジン)
ヴィンテージメンズファッション雑誌『クラッチマガジン』。アメカジやトラッドを中心に、古着・ヴィンテージが好きな大人の男性向け。こだわり派のあなたに。
モノ・スペシャル 古着屋さん
古着屋さんやヴィンテージショップのガイドブック。地域の古着屋さんを詳しく紹介。写真や地図、店員さんのコーデスナップもあり。古着好きにはたまらない雑誌です。
※残念ながら、2014年9月で休刊になりましたが、ヴィンテージは色褪せない! バックナンバーも面白い。
おわりに
東京だと下北沢や原宿に個性的でユニークな古着屋さんが軒を連ねます。都内に限らず、全国どの地域にも独自のコンセプトで古着を取りそろえるお店はたくさんあります。古着屋さんに限っては、有名なお店よりも、オーナー一人で営んでいるような小さなお店に掘り出し物があったりします。
ブランド古着を探すときには、ネット通販もあるので、近くにお店がない人でも利用できるのが嬉しいですね。最近は、気軽に利用できる古着のチェーン店やリサイクルショップでもブランド古着の取り扱いがあります。
いつもとちょっと違った視点で、個性的なアイテムを取り入れてみると、もっとオシャレが楽しくなりそうですね。