女子が好きな男性のタイプを聞かれてよく言うセリフ。
「清潔感のある男の人がいいな」
……清潔感。あなたはこれが具体的にどんなものか説明できますか?
清潔感とは、汚れのない、キレイな感じ。こざっぱりしていること、例えば、洗いざらしのタオルも清潔ですね。
しかしながら、ここでいう「清潔感」は「清潔であること」とイコールではありません。清潔だからといって、清潔感のある男であるとは言えないという……。
見た目の良し悪しやファッションセンスの有無を「清潔感」という言葉で表現することも多いため、字義通りに捉えてしまうと「なぜいけないのだ!?」という憤りが生まれるかもしれません。
今のままで大丈夫か不安な方は、清潔感を保つために必要なポイントをチェックしておきましょう。
清潔であることは最低限のマナー
「清潔イコール清潔感」ではないからといって、清潔にすることがムダというわけではありません。
当然のことながら、不潔な男は嫌われます。おしゃれだとかモテだとかいう以前に、汚い男は土俵にも上がらせてもらえないのです。下手をすれば、「ダサ」「キモ」という言葉とも紙一重の危険が潜んでいます。
まずは、清潔感を手に入れるための必須項目、清潔な身だしなみを整えることから。一つずつチェックしてみてください。
髪
・寝癖やボサボサ頭ではないか?
・フケは落ちていないか?
・脂ぎっていないか?
・傷んでいないか?
・伸びっぱなしの手抜きヘアーでないか?
臭い
・口臭は大丈夫か?
・脇は臭くないか?
・足の臭いは?
・髪の臭いは?
さらに、タバコの染みついた臭いを嫌う人も多いですね。
肌
・脂ぎっていないか?
・カサカサ粉をふいていないか?
・黒ずみはないか?
顔
・鼻毛は出ていないか?
・まゆ毛はつながっていないか?
・歯は黄色くなっていないか?
・青ひげになっていないか?
・唇の皮がベロベロに剥けていないか?
・耳アカがたまっていないか?
手
・爪は伸びっぱなしになっていないか?
・爪アカはたまっていないか?
服装
先ほどお話したように、洗いざらしの清潔な服だからといって「清潔感があるね」となるわけではありません。
チェックポイントは主に次のもの。
・生地がヨレヨレになっていないか?
・首元が伸びきっていないか?
・首元や袖口が汚れていたり黄ばんでいないか?
・シワシワシャツを着ていないか?
・裾が擦り切れたパンツを履いていないか?
・ボロッボロの汚れた靴を履いていないか?
これはつまり、きちんとしている、身ぎれいにしている(不潔じゃない・不快じゃない)ということ。これが最低限の土台です。
清潔感がある人とない人の違い
「清潔感」という言葉を「好ましい」という意味合いで使う人もいます。「清潔感」は主観によって決まるものなのですね。
となると、「清潔にしてりゃいいんだろ」という考えでは足りないわけです。
カギとなるのは他者の視点。
女性の言う「清潔感」とは一体何でしょうか?
いま思いつく芸能人を挙げるとするなら、星野源さんあたりでしょうか。彼がまとう雰囲気は……?
・爽やか?
・普通っぽいけどそつがない?
・自然体?
・笑顔がすてき?
どれも大変ハードルの高い基準です。しかも、その基準は主観によるものなので、「生理的にムリ」となれば、即アウト。無慈悲なものです。
反対の視点から考えてみましょう。清潔感のない人、あるいは「生理的にムリ」と言われてしまう男性はどんなタイプでしょうか?
・モサっとしている?
・自己主張が激しくウザい?
・卑屈?
・挙動不審?
・自信なさげ?
他にもありそうですね。とにかくマイナスのオーラを纏っていると「清潔感がある」とは形容されなさそうです。
清潔感があるか否かを決めるのは他者。
これが「清潔にしてりゃいいんだろ」という考えでは足りない理由です。
他人なんか関係ない、自分さえよければいいという態度は、言動に影響します。つまらない言い方になりますが、思いやりの心がある人は、好感度が高いものです。
好感が持てて身ぎれいな男性は、言うまでもなく魅力的です。
何だかスタート地点に戻ってしまったような感じですね……。
清潔感のある男になるには?
では、清潔感のある好ましい男性になるためにはどうしたらいいのでしょうか?
これまでの話をざっくりまとめると、清潔感のある男性とは
「最低限の身だしなみができていて、生理的にムリなタイプではなく、性格がひねくれていない自然体の男性」
この中でできるのは、
- 最低限の身だしなみを整えること
- 卑屈な考え方を直すこと
これを実践することで、清潔感のある男に近づけることは間違いありません。あとは相手次第。
さらに言えば、
- モテを意識してセンスを磨く
これも一つの答え。
ただ、不器用な人は狙い過ぎの感じが出て、逆効果になってしまうこともあります。
大事なのはバランス感覚。
無難を目指す人ほど意識したいポイントは、
- 自分に合ったものを自然に身につける
- 頑張りすぎない
- 無理しない
これを基本とした上で、オシャレ要素をプラスしていく。
何だかとってもふんわりした話になってしまいましたが、「清潔感」という言葉自体があやふやなものなので仕方ありません。
他人に媚びる必要はありませんが、見る人を良い気持ちにさせるための心配りは大切です。
いま何が流行っているか?
みんなは何が好きか?
何を求めているか?
それを知ることで必要なものも見えてきます。まるでビジネスのようではないですか。そう、ファッションはサービス。流行を意味するファッションはサービスなのです!
ファッションが好きな人は自分にサービスしているとも言えますね。
ファッションにこだわりがない人、自分の中に基準がない人は、みんなの「カッコいい」を基準にしてはいかがでしょうか。
清潔感のある男になるために、良いとオススメされたものを素直に着てみる。
それが一番の近道となるかもしれません。