ファッションスナップを見ると、普通っぽいシンプルな服を着ているのに、すごくおしゃれに見えることがありますよね。
街中でも、モデルや俳優のように特別男前というわけではないに、カッコよく服を着こなしている人を見かけることはありませんか?
おしゃれな人に共通しているのは、ファッションを自分のものにしていることです。キメキメの頑張りすぎでもなく、適度なリラックス感がある。その程よい「余裕」がコーディネートな重要な要素となっています。
今回は、洋服をそれっぽく着こなすテクニックとして、「着崩し」をテーマに考えてみたいと思います。いつもの着こなしにちょっと手を加えるだけで、グッとおしゃれになる着こなし術。さっそくチェックしてみましょう。
「着崩し」とは?
きくずし【着崩し】
着崩すこと。服装の一部をわざと乱したり、決められた型を崩したりすること。(goo国語辞典)
「着崩し」は、「はずし」や「こなれ感」と並んでよく耳にする、わかるようなよくわからない用語です。
高校生が制服を腰パンしたり、ジャケットや学ランの下にパーカーや派手なシャツを着たりするのも「着崩し」です。
正しいカッチリした着方よりも、ちょっと乱した方が「粋」であるということです。
着物でも、帯を中心からずらす結び方が粋とされます。
頑張りすぎない余裕を感じさせるのが「イケてる」演出になるわけですね。演出だと感じさせない「慣れてる感じ」も大事です。
洒落物たる者、ルールを破れ! といったロック魂と言ってもいいかもしれません。
では、実際にどうやって着崩しているのでしょうか。簡単にできる「着崩しテクニック」をチェックしてみましょう。
初心者向け・着崩しテクニック
ロールアップ
パンツの裾を折り返して、足元をスッキリ見せよう作戦。
ジョガーパンツのように裾がキュッとすぼまっているパンツも、ラフな感じが出るので、着崩しアイテムとして重宝します。
袖まくり
作業をするとき邪魔にならないようにする本気の腕まくりではありません。ギュギュギュっとまくるのではなく、軽く折り曲げたり、上の方に寄せる感じ。
軽~く、ゆる~く。まくったときに見える腕時計が良い感じです。
袖まくり&パンツのロールアップで「こなれ感」を演出。これが今のトレンドです。なんかそれっぽい感じがしますよね。
きれいめアイテムにスニーカー
ジャケットなどのきれいめ服に、あえてスポーティなアイテムを合わせるミックススタイルが最近は人気です。「はずし」と表現されることも多いコーディネート。
街を歩いていると、「とりあえずニューバランス!」という雰囲気をひしひしと感じます。
その他
シャツの襟を立てたり、フロントボタンを外して胸元を見せる着こなしもありますが、初心者がやると「イタイ」着こなしになりそうなので、ここでは除外します。
ソフトな襟立てはこちらを参考に。
【メンズにオススメ】スタイルアップ出来ちゃう襟の立て方指南 - Dcollection
全体のバランスが大事
キッチリカッチリ正しく着るだけじゃつまらない! そんなお洒落野郎共が実践する「着崩しテクニック」。
いかがでしょうか、意外と簡単にマネできそうだと思いませんか?
「着崩し」は「だらしない」とは違います。「型」を崩すということは、まず正しい着方ができるということ。清潔感も重要です。
完璧な着こなしではなく、でも、細部まで抜かりなく。全体のバランスが大事。「やりすぎ」はNGです。
そのことを念頭に置きつつ、さりげないオシャレ感、「はずしテク」で着崩した「こなれ感」を演出してみましょう。
恥ずかしい?
いいえ、それは気のせいです。要は「慣れ」。おしゃれとされる服、着こなしを実践することで、コツが掴めます。
「学ぶ」は「真似ぶ」。数をこなして、さまざまな「型」を習得しましょう。
レッツ・チャレンジ!