ジャストサイズがおしゃれを制す!サイズの測り方・選び方

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無難ファッションを極めるために最も重要なことは、サイズ感を知ることです。

自分の体に合ったサイズの服を着ていれば、素朴な服の組み合わせでも、すっきりとした印象にまとまります。言い換えると、どんなにオシャレなブランド服を身にまとっても、サイズが合っていなければ台無しだということです。それくらいサイズ感は全体のおしゃれ感を左右するもの。

いったん自分のサイズを把握できれば、あとは自分に合った服を選ぶだけ。ぜひ、「ジャストサイズ」を攻略しましょう。

自分に合うサイズとは

洋服のサイズと言えば、「S」「M」「L」。

これは、JIS規格(日本工業規格;Japanese Industrial Standards)で決められた衣服のサイズです。その名の通り、日本国内における標準です。

何だかオシャレな雰囲気を醸し出しているお店では、「34」「44」など数字のサイズ表記もよく見かけます。これは、アメリカやヨーロッパ式です。「S・M・Lと言えやゴルァ」と言いたい気持ちを抑えて、大体のサイズを把握しておきましょう。

各国サイズ
※サイズはあくまでも目安です

新JIS規格(メンズウェアのサイズ表記と寸法)

JIS規格は1996年改正され、「S」「M」「L」から、「SA」「MA」「LA」表記に変更されました。体格を考慮し、身長(P・S・M・L・T)と胸囲(B・A・Y)を組み合わせた10種類のサイズを設定しています。

旧・JIS規格

現・JIS規格

例えば、身長170cmで、胸囲が細めなら「MY」、普通なら「MA」、太めなら「MB」となります。

しかし、この規格はあまり使われていません。MYやSB、TYといったサイズ表記はほとんど見かけませんよね。製造コストがかかることが主な理由でしょう。

実際には、SA→S・MA→M・LA→Lと表記しているメーカーが多いようです。JISにもその旨の記載があります。(参考:成人男性用衣料サイズJISの改正について

ヌードサイズ

Sサイズと言われると、小さすぎると感じられるかもしれませんが、メーカーによってサイズ設定は異なります。また、同じメーカーの似たような服でも、素材やデザインによってフィット感やシルエットが違ってきます。チェストやウエストサイズも参考にしながら、ベストなサイズを探してみてください。

ちょうどいいサイズが見つからない!?

体を鍛えている人、骨格ががっしりしている人は、適当なサイズを選んでもピチピチになってしまうことがあります。反対に、体の線が細い人は何を着てもゆるゆるになってしまうことも。「S(SA)」「M(MA)」「L(LA)」に当てはまらない人はどうしたらいいのでしょうか。

ここで、標準体型と比較して考えてみましょう。Mサイズのど真ん中は、身長170cm、胸囲92cmです。

各サイズの許容範囲

標準(M):身長170cm、胸囲92cm

①身長170cm、胸囲84cm(MY)
細身、平均よりだいぶ線が細い印象です。
Sサイズだと丈が短く、Mサイズだとゆるい感じ。

②身長170cm、胸囲100cm(MB)
かなりマッチョです。
Mサイズだと胸がピチピチ、Lサイズだと丈が長め。

③身長160cm、胸囲92cm(SB)
小柄でがっしりした体型。
Sサイズだと胸がピチピチ、Mサイズだと丈が長め。

④身長180cm、胸囲92cm(LY)
モデル体型。斎藤工さんが身長184cm、胸囲も94cmとのこと。
Mサイズだと丈が短く、Lサイズだとゆるい感じ。

上記のサイズであれば、丈の長さとフィット感のどちらかを妥協すれば、既製服で自然な着こなしができると思います。

ただ、標準サイズから大きく外れる場合は、洋服のお直し屋さんで丈直し・幅詰めをしてもらいましょう。販売店で直しを受け付けてくれるところもあります。金額的には丈直しの方が安くできることが多いので、全体のフィット感に合わせてサイズを選ぶのが良いかと思います。(デザインによって料金は変わります)

サイズの測り方・用語

トップス(シャツ、カットソー、ジャケットなど)

肩幅
「洋服は肩で着る」と言われます。特にジャケットの肩幅サイズが合っていないと、野暮ったく見えてしまうので、要注意。スーツのジャケットは、1cmつまめるゆとりがジャストサイズの目安です。

着丈
背面のネック中心から、裾までの長さ。長すぎず短すぎず、ベルトが隠れるぐらいの長さが無難です。腰骨のあたりですね。身長の低い人が、長い着丈のトップスを着ていると胴長に見えてしまうので、要注意。

身幅
脇から脇までの長さ。胸板の厚さ、筋肉や骨格の違いによってシルエットが随分変わります。胸囲は必ずチェックしておきたい項目です。

裄丈
後ろ襟ぐりの中心から肩を通り袖口までの長さ。

袖丈
肩から袖口までの長さ。普段着であれば、まくったりして調整することができるので、それほど気にする必要はありません。長袖シャツは、袖口が手の甲に当たるぐらいが目安です。腕を下ろした状態で手首を曲げて確かめてみてください。

アームホール
肩先から脇下までを直線で測り2倍した長さ。アームホールが大きいと袖幅も広くなり、だぼっとしたシルエットになります。バブルの頃の服がそんなデザインです。アームホールの設計によって、デザインの美しさが決まると言っても過言ではありません。

袖幅
袖のつけ根から生地の縦糸と垂直に測った長さ。簡単に言えば、袖の太さです。最近は、フィット感のある細身のものが多く出ています。こちらも、体型に合わせて選びましょう。

ボトムス(ジーパン、チノパンなど)

ウエスト
平置きにしたパンツ上部の両脇幅を測り、2倍した長さが商品サイズとして示されています。ヌードサイズは、ウエストの一番細い部分を測ります。

ベルトをしなくてもずり落ちない程度のサイズを選びましょう。大きめのウエストをベルトで調整することもできますが、そうすると多数のシワができて美しくありません。

総丈
パンツ上部から裾までの長さ。股上+股下です。

股下(レングス)
股の下から裾までの長さ。縫い目に沿って測ります。長すぎるとだらしない印象を与えます。カジュアルパンツの場合は、かかとから地面につく程度の長さが良いでしょう。立って状態で、後ろが地面につくかつかないかぐらいの丈で直す人が多いです。

股上
股の下からパンツ上部までの長さ。「ローライズ」「ハイウエスト」などと呼ばれるものです。流行によって店頭に並ぶタイプは変わります。股上深めはもっさりしがち。「オタクファッション」としてイメージされる「ケミカルウォッシュにチェックシャツをイン」スタイルは股上深めのデザインですね。

ワタリ
太もも幅の長さ。縦糸と垂直に、股下10cmの幅を測ることが多いです。細身のパンツを買う際は、チェックしておきましょう。

裾幅
最近は裾幅が細いものが主流です。スッキリとした印象になります。ブーツカットのように裾幅が広いと足元にボリュームが出ます。が、最近は流行らないので、「ダサい」の烙印を押される可能性あり。

自分のサイズを実際に測ってみよう!

自分の体型を把握するためにサイズを測ってみましょう。

・肩幅(肩先から肩先までの長さ)
・身幅(脇から脇までの長さ)
・ウエスト(ウエストの一番細い部分)
・股下(股の下から裾までの長さ)

柔らかいメジャーを使うと測りやすいです。

ボトムスはウエストを基準に選びます。ヌード寸法はウエストの一番細い部分で測りますが、デザインによっては腰ではくものもあります。実際の商品サイズの方が少し大きくなります。

ボトムス基本サイズ

インチ表記してあるものは「2.54」をかけるとセンチ(cm)サイズがわかります。

ワタリが太い人は、ウエストがゆるくなるかもしれません。バランスを取りながら、妥協ポイントを探っていきましょう。股下は長めに作ってあるので、よっぽどの脚長さんでなければ気にしなくて大丈夫です。股下の長さに合わせて丈直しをします。

サイズ選びのポイント

必ず試着する

メーカーによってサイズ設定は異なります。また、同じメーカーの似たような服でも、素材やデザインによってフィット感やシルエットが違ってきます。確認のために必ず試着をしましょう。

面倒ではありますが、適当に買って、いざ着てみたらサイズが合わないなんてことになれば、せっかくの買い物がムダになってしまいます。返品交換するにしても面倒が増えるばかり。

自分のジャストサイズを知るためにも、ぜひたくさんの服を試着してみてください。

それができないから困っているという人は、サイズをしっかり測った上で、自分に合ったサイズを選びましょう。

ワンサイズ小さいものを着てみる

ジャストサイズの感覚がよくわからないうちは、買おうと思った服のサイズの前後、つまり、Mサイズを買うなら、SサイズとLサイズも試着してみると、違いがわかります。

おしゃれが苦手な人は、大きめサイズを着ているケースが多いので、ワンサイズ小さい服を着てみると、しっくりくるかもしれません。

サイズの違いがわからない場合、ピチピチだとか丈がツンツンでなければ、小さいものを選んで問題ないかと思います。店員さんにサイズ感が合っているか聞いてみるのが一番ですが、それが嫌だから困ってるって話だと思うので、頑張ってジャストサイズを見極めましょう。雑誌やファッション広告が参考になります。勉強しましょう。

まとめ

「最近の若い人は足が長い」と言われるように、時代によって体格は変化します。それに加えて、流行もめまぐるしく変わります。各メーカーはこれらの現実と空気感を読み取って、手探りでサイズ決定しているとも言えます。

メーカーは、製造コストを抑え、多くの人に手に取ってもらう工夫をしています。「F(フリー)」の表記もその一つと言えるでしょう。

くり返しになりますが、すっきりと着こなすためにはサイズ感が重要です。自分に合ったサイズを見極めること、そして、スタイルを維持することも軽視できません。

まずは、今着ている服のサイズが自分に合っているか点検してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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