春や秋に大活躍のジージャン。ちょっと肌寒いときの羽織として便利なカジュアル服です。
そんな定番ジャケットであるジージャンですが、さまざまな型があるのはご存知ですか?
ちょっとした豆知識ですが、知っていると洋服選びが楽しくなります。
ジージャンを買おうかなと考えている人に、ぜひ注目してもらいたい、基本の型と特徴です。
ジージャン(Gジャン)とは?4種類のモデルと特徴
ジージャンは「ジーンジャンパー(jean jumper)」の略。デニム(=ジーン)素材の上着のことです。英語ではジーンジャケットと呼ばれます。「jean」がなぜ「G」なのか? 諸説ありますが、「ジー」の当て字で「G」となったのではないかというのが一つの説です。最近はデニムジャケットと呼ばれることも多いですね。
ジージャンの主な種類は4つ。古い順からファースト、セカンド、サード、フォースと呼ばれています。
1st(ファースト)
現場作業員、ブルーカラーの仕事着として生まれたジーンズ生地の服。ファーストタイプは、文字通り、最初のデザインにされた型。低い位置につけられた左胸のポケット、フロントボタン横の織り込まれたひだ、ウエスト部分のバックルが特徴。全体的に柔らかいラインを感じさせます。
2nd(セカンド)
ファースト型が進化版がセカンドタイプです。胸ポケットが両側につけられ、バックベルトはなくなります。金具が少なく、ワイドめなシルエットも特徴です。
3rd(サード)
ジージャンで最もメジャーなのが、このサードタイプ。違いを簡単に言えば、フロント部分のV字ラインです。ファースト、セカンドにはないデザインです。
フロント部分のプリーツがなくなり、胸ポケットは上部に変更。ポケット上部の脇から脇にわたるライン、ポケットからウエスト部分に裾にかけて縫製されたV字ステッチも特徴的。ジグザグにステッチされたデザインや、細身のシルエットなど、ファッション性の高いアイテムとしても洗練度が増していきます。
4th(フォース)
サードタイプの丈を長くしたのがフォースタイプ。サードタイプから大きな変化はありません。
フロント胸から裾にかけてのV字デザインは3rdから継承されています。
まとめ
以上が、ジージャンの主な種類です。
改めて、それぞれの特徴をざっくりまとめると、
ファースト:V字なし、ポケットが1つ
セカンド:V字なし、ポケットが2つ
サード:V字あり、着丈短め
フォース:V字あり、着丈長め
お店に出回っている商品の多くはサードタイプを基本にしたデザインです。最初にジージャンを買うなら、このタイプが使いやすいですね。1着持っておくと便利です。
ちょっとの違いですが、選ぶ際に意識してみると、買い物が楽しくなりますよ。